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 現在5歳から年配の方まで幅広い生徒さんがいらっしゃいます。

ピアノに向かう状況がさまざまで、テキストや練習方法も違い、いろんな方向からの指導法をいつも模索しています。

ピアノは楽器の王様といわれるくらいたくさんの音を1人で演奏できる楽器です。その分読譜も難しく、右手と左手の両方の楽譜を瞬時に読み分けなければなりません。でも、自分のペースでゆっくり進めていけば自分にあった楽しみ方も見つけられます。

 また、他の楽器を演奏する人にとっても楽譜の中にオーケストラの仕組みが隠されているところがたくさんあって、基礎力をつけるにはなくてはならない楽器です。

 初心者には初心者の、音楽をもっと深く知りたい人にはその人にあった勉強方法があります。

 ピアノを弾いてみたいなぁ〜と憧れていた人、もう少し音楽の深みを味わってみたい人、やってみようかなと思った時が始め時です。一緒に音楽の楽しみを見つけにいきましょう。

 生徒さんの年齢を5さいから、としているのは厳密な理由ではなく、物事の順番や高さ、低さ、簡単なお約束事が理解できて、そろそろ1対1でお話を聞くことができる頃かなと考えています。

 この年頃の子供たちは個人差があって、できること、できないことの違いも大きく、ひとりひとりレッスンの内容も違ってきます。

単純に人と比べないで、個性を生かして、できることからのばしてあげることを大切にしたいと思っています。

 子供の持つ音感はあかちゃんの時からどんどん発達していきます。でも、音感教育といって堅苦しくかまえないで、テレビの子供番組(NHK教育にはおすすめがいっぱいです)でもCDでもDVDでもいっぱい楽しい音楽があります。

  最近ではスマートフォンやタブレットでも子供が音楽に触れることのできる楽しいアプリがありますね。

 でも、子供に見せるだけではなく、一緒に歌ってあげたり、手遊び、体遊びをおかあさん、おとうさんも楽しんであげてください。

 指の力もまだ弱い頃は無理に鍵盤楽器に向かうより音楽に親しむことが何よりです。保育園、幼稚園はそういうことを経験できるいい場所です。

幼児のうちに歌うことが大好きになったこどもさんは自然と楽器を手にしてみたくなるようです。

そんな音楽大好き環境の中で、なにか楽器に触れたくなったらレッスンを始めてみましょう。

 ♪お子様のレッスンについて

 ピアノの練習には自宅でのご両親の手助けがどうしても必要です。

忙しい中大変ですが、お父さんお母さんも、「どんな曲を弾いてるの?」「聞かせてね」「うまく弾けたね」といったお声かけしてあげてください。ピアノの経験のない保護者さんだったら一緒に練習してみるのもいいですね。

 ピアノだけでなく、お手伝いや本読みやいろんなことを一緒に時間をかけて上手に子どもさんとかかわってあげてください。きっと子供たちは素敵な笑顔をプレゼントしてくれますよ。 

 

 ♪最近大人の生徒さんからの問い合わせも増えています。

 憧れだったピアノを弾いてみたい、ということでレッスンにいらしています。お仕事で忙しいのですが、自分の時間を見つけて練習を続けていらっしゃいます。

 大人の方からよく受ける質問があります「今からじゃ遅いですか?」そんな時は「ピアニストを目指していらっしゃるなら遅いかもしれませんね(笑)そうでなければいつから始められても大丈夫ですよ」とお答えしています。

 ピアノは小さい頃から始めないと上手くなれない、とよく言われます。それがハードルを高くしてしまっているようです。確かに楽器全般、子供の柔軟な時期に始める方が上達は早いのですが、弾いてみたい!という思いが一番なんです。ピアノに向かうことで新しい楽しみを見つけられると気持ちも豊かになります。まずは小さな目標(こんな曲が弾いてみたいな)を具体的に決めて、少しずつハードルを上げていかれるようにお勧めしています。
 

 ♪現役の幼稚園の先生、保育士を目指している大学生、高校生もレッスン頑張っています。そんな高いレベルを要求される訳ではないのですが、幼児にとって音楽、とりわけ歌を歌うことはとても大事な情操教育の一つです。それに関わる保育士さんたちがたくさんの歌を次々と伴奏できる技術はどうしても必要です。

 小さい頃にいやいやでもピアノのお稽古をしていた人は、なんとかこなしていけるのですが、入学間際や大学生になってから、始めると相当本気で練習しないとその技術がなかなか身に付きません。

 小さい頃の日々の積み重ねってとても大事なんだなぁと感じます。

  

 ♪レッスン風景​

  教室には長く通ってくれている生徒さんがたくさんいます。中学生、高校生になるタイミングで部活や塾で時間がなくなりレッスンを続けることが難しくなるのですが、時間をやりくりして続けてくれる生徒さんが年々増えています。忙しくてなかなか練習できないのですが、それでもピアノを続けたいと思ってくれているのが嬉しいです。

 ただテキストをなんとなく続けるのではなく、音楽の面白さや、時代によって変わってきた楽器の歴史や作曲家にまつわるお話なども知ってもらえるようなお稽古をと心がけています。

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​ ♪ピアノの教室をお探しの方に

 普段のレッスンの体験が一番わかりやすいですが、発表会は教室の全体の雰囲気をつかむのにはとても参考になります。ピアノのお稽古を始めようかなと思っていらっしゃる方、お時間があればぜひお越しください。 

 

 次回は2024年11月17日(日) 今福音楽堂  アンサンブル発表会

 ピアノはメロディー、伴奏を1人で演奏できるので、マイペースになりがちです。上手く弾けるところは速く、苦手なところになるとゆっくりになったりしがちです。

 他の楽器はほとんどが単旋律しか弾けないので、アンサンブルや合奏の練習が欠かせないのですが、ピアノは1人で演奏することが多く、音のバランスなどを調整するのがけっこう苦手になります。

 そこで、すみれ音楽教室では1年に1度、ソロを弾く春の発表会とは別に、秋にアンサンブルの会をひらいています。

​チェロとフルートの先生と一緒にピアノでひとつの曲を仕上げます。当日しか合わせができないので、ほんの少しだけですが、ソロとは違った経験を楽しんでほしいなと思っています。

 

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